2017年 02月 10日
明倫小学校
まるで映画のシーンのような、学校の廊下
京都のみならず
各地で、廃校になった学校や古民家を
壊さず、保存し
その歴史的文化遺産を活用する
取り組みがあります
京都烏丸四条近く、明倫小学校
現在は、「京都芸術センター」として
展覧会、舞台公演、落語などの
伝統文化、各種ワークショップの催し
図書室、制作室を解放し
芸術文化発信、若い芸術家の育成の拠点として
活用されています
ダークブラウンで統一された
教室の机、椅子、本棚、床etc・・
●1869年(明治2年)
下京第三番組小学校として開校
●1993年(平成5年)
124年の歴史を持って閉校
まさに、明治維新とともに開校した
歴史ある学校
現在の建物は
1931年(昭和6年)に大改築されたもので
当時では最先端の鉄筋建築
中庭の運動場を囲むように建つ,素敵な洋館
廊下の窓から、中庭(運動場)が見渡せる
階段も全て木造り、段差が低いのに、驚き・・
擦りガラスの窓
よく割れて、怒られたり、紙が貼ってあったりしたなー
教室に置いてあった天秤 重量感、希少価値のあり
図書館 芸術関係の書籍、資料がぎっしり
閲覧のみ出来る
懐かしき水道の蛇口と洗い場
昭和46-52年頃に小学校に通っていた私
新校舎は、鉄筋コンクリートでしたが
一部の古い校舎は、擦りガラスに
ギシギシ・ミシミシ言う木造り
あの頃は「古臭くて嫌だー」という感性で
新しく、綺麗なものに、いつも心惹かれました
しかし、今も
あの古い建物の空気感を五感が覚えていて
遠い学校の記憶が甦り
今さらながら、古きよきものの大切さが
身に沁みます
1階入口入ってすぐの教室には
京都の老舗喫茶店 前田珈琲があり
レトロな雰囲気の中で
美味しい珈琲と食事が楽しめます
ロンドン辺りの古いカフェのような
京都ならではの
和洋折衷な雰囲気のある空間で
近くにお立ち寄りの時は、是非!
開館時間など、詳しくは⇓
http://www.kac.or.jp/meirin/をcheck!