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子どもを信じること

植物は太陽の方向に向かって伸びてゆく
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朝のウォーキングをしながら
ぼーっと緑に目をやります
春先の淡い新緑から
太陽と雨のお蔭で、濃いグリーンへと移り変わり
繁々と成長しています
もの言わぬ植物ですが、与えられた環境で
しっかと生き続けています
誰も手を加えなくとも
生きるための必要最低限の条件さえあれば
次々と開花してゆきます
自然のなせる業

先日、下の2人の子どもたちの通う小学校で
人権同和教育講演会がありました
テーマは「わが子への関わり」

「わが子との関わり」ではなく
「わが子への関わり」

この”と” と ”へ” の違いが
何を意味するものなのか、講演後に気づきました

”と” は、親子関係を水平に見ているようですが
”へ” は子どもを中心に置いています 

子どもの人生は子どもが主人公
当たり前のことですが

私自身、実は講演後
寝込んでしまいました!
それほど、これまでの自分のやって来たことが
否定されたようで、大混乱に陥りました
講師の先生は、医師かつ臨床心理士
問題を抱えた子どもたちと、その家族のカウンセラー
その経験からの生のお話で
グイグイと引き込まれました

よくある
あれはいい、これはだめ、こうしたらいい
みたいな話ではなく
自分の子どもや家庭でのやり方など実例を出し
実際あったケースなどを提示し
ドキドキするほど、身に迫るお話でありました


講師の先生曰く
「甘やかし」とは  
●子どもに行動を指示するもの
●子どもの今の状態を受け入れられない姿勢
●親自身が楽になる目的での言葉がけ
         
「愛情」とは   
●子どもの進む方向を指示しない
●進むか進まないかも子どもに任せて見守る姿勢
 子どもは自信を育ててゆく


どうすれば子どものやる気を奪えるか?
頼りないままにしておけるか?
●先回りして、手取り足取り教える
●失敗しないように細かく注意する
●失敗したら小言をいう
●ほかの子と比べる
●どうすれば良かったかをアドバイスする
●うまく出来たらほめる

確かに、自分自身の経験から
親にしなさいと言われ
なかなか出来なかったことのひとつに
「あいさつ」があります
やりなさいと言われ、意識すればするほど
かちんこちんになり、声が出なくなりました
今も、時々難しいときもありますが
その当時は、ものすごく難しかった!
「あいさつ」は言えばいいものではなく
心が開かないと出来ない
多分当時の私は
心閉じていたんだろうなぁ・・

親としては
愛想の悪い子は世間にイヤな感じを与えるし
その親も恥ずかしい思いをする
そう言った親の都合からの指示であったはず
上記の「甘やかし」の3項目に全くあてはまる
「なんで出来ないの?」ではなく
「いつか、きっと出来るようになるよ」と
信じてもらえたら
勇気をもって心開けたかも?

”必要は発明の母” 
少し使い方は違うかもしれませんが
世間で生きるために「あいさつ」は
必須ということがわかり
そのニーズに迫られれば
誰でも出来るもんです

でも親は、今出来ないと
永遠に出来ないのではと
不安になる

ひとつ面白い
親としての修行の仕方を紹介されました
冷凍庫いっぱいにアイスクリームをストックし
子どもが食べたい放題にする
そして・・
冷蔵庫を長々と開けアイスを選ぶ子どもの姿を見て
「はよ閉めなさい!電気代もつたいない!」
「いいー加減にしなさい!」と
言いたいところをじっと耐えるが親の修行らしい

なるほど・・
それは簡単なようで
難しい!

子どもを信じてあげれば
自然のように太陽の方向に向かい
グングン伸びるのだろうか?

講師の先生は、カウンセラーとして
問題のあるこどもと関わり
問題の原因は親の関わり方にあると
そして、一貫して親にアドバイスすることは

「子どもに指示しない」


親に信じてもらえるだけで

子どもは元気になり
勇気をもって進めるようになるそうです

しかし、実際親はうるさく言うもんです
とても偉そうに
先回りして
「これは気をつけて」 
「あれもダメ」 
「これもやめとき」
と言ってしまうもんです

そして、言うこと聞かずに、失敗したら
「ほらぁ~だから言ったやろ!」みたいな・・
我が家はまるっきり、それなので
うちの子どもたちは、今のところ大丈夫そうですが
もしかしたら
潜伏期か問題児予備軍かもしれないなぁ・・と

素直に先生のお話を受け止め
脱指示を目指そうと意識することにすると
なんだか、自分も楽なんですよね
子どもに任せてしまえる分
自分のことに時間とエネルギー使えるようで

アイスも冷凍庫いっぱいは無理でも
少しいつもより多めに買いストック
しかし、子どもたちは
ナゼか?むやみやたらとは食べていなくて、
でもいつもより多めにアイスがあるということだけで
嬉しそう♡

最後に
「しかし、子どもに指示を与えないと
 ダメな子にならないか?」
 という質問に

     ↓↓↓
「子どもがどんな風になろうと、
 100%受け入れるのが親ですよね」


まさに、その通り!
マイリマシター( ;∀;)


興味ある方は    
子どもを信じること 田中茂樹著(大隅書店)




                   
by miyukita-ka | 2013-06-28 15:57 | Children | Comments(0)

きらきら輝く太陽、緑、風がシンクロする風景・・それが至福のとき・・優しい自然に囲まれ日々の出来事を綴ります。パッチワークのように、少しづつ、カラフルに♡


by miyukitta♪
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