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「風立ちぬ」etc・・

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鈴鹿サーキットからの帰り道
夕暮れがとっても綺麗で
車の窓越しに
ずーっとその光の変化をぼんやり眺める
贅沢な時間

夏休みも終盤に入り
色んな夏の思い出が心に浮かぶ
例年にない猛暑の毎日
大汗かきつつ
みんな元気だったことが有難い
            
よく食べ、よく動き、よくお喋りし
よくケンカもした
不満も多々あれど
全部ひっくるめて生きてる証拠

映画「風立ちぬ」のセリフの中で
人間の矛盾について端的に描いたシーンが
心に残る
夢を追いかけ、仕事に没頭する純粋な気持ち
愛する人が病に伏し、残された時間を大切に
共有したいという気持ち
その両極の中で
決して自分を見失わず、やるべきことを
全うしようという姿

”私たちは本当の自分でいるという
 ただそれだけのことが
 なかなか出来ないのものです。
 道教では「外界から圧迫されると
      自分らしさがなくなってしまう
 と教えています。”

 ・・・自分を取り巻く環境に影響され
 まわりが望む姿になろうとして
 ときに自分の幸せに反した行動をとって
 しまうのです
”             
                  
ドミニック ローホー  「シンプルリスト」

「子どもを信じること」の著者 田中茂樹さんは
子どもの不登校や問題行動の相談に来られる
親のほとんどは、子どもの将来を真剣に考えていると
述べられてます。

 ”しかし、その心配や支援は現実的なもの
 (学歴や資格などあるいは経済的な価値をめぐるもの)
  に比重が置かれ過ぎている印象を受けるのです。
  そして、そこでは往々にして子どもの気持ちは
  置き去りになっています
  ・・・子どもの頃のゆったりした時間に遊んだり
  ぼーっとしたり、何の役にも立たないことをして
  過ごすことや、親に優しく受け止めてもらって
  過ごせることは、その子どもの重要な基礎
  なるということなのです。

  ・・・子どもないしは、親が他人に羨ましがられる
  ことではなく、子ども本人が「自分は幸せである
  と感じられることがなにより大切です。
  この違いは非常に大きいと思うのですが、
  そのことに無頓着な人があまりに多いと
  日々感じています。”


道教が説くように
外界から圧迫され続けると
親も自分を見失うことになり
             
そこで、まず「自分」
「風立ちぬ」の主人公もまず自分のなすべきことをして
病気の彼女は「仕事をしている時のあなたの顔が好きだ」
などとおっしゃておられました。
親は子どものことを心配し、あれこれ先走りするより
まず自分の為すべきことにパワー全開し
自分が幸せであることとが大事

震災、経済恐慌、戦争・・
「風立ちぬ」の描かれた時代背景は、今の世の中に
共通するものがあります

どの時代に生きようと
どんな背景、環境であろうと
「自分らしく生きる」ことが大事
そして、人間とはつねに矛盾した存在である
ということが描かれていたのでは

夏休み、はて?子どもたちは「自分らしい」時間を
積み重ねていたのだろうか?

             
           

             
by miyukita-ka | 2013-08-20 14:33 | Essay | Comments(0)

きらきら輝く太陽、緑、風がシンクロする風景・・それが至福のとき・・優しい自然に囲まれ日々の出来事を綴ります。パッチワークのように、少しづつ、カラフルに♡


by miyukitta♪
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