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アレクサンダー テクニーク

 雨上がりの平野神社
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京都自由学校、こころの講座 2015
今年度のテーマは、"心楽しむ「ひ」を灯す"
何か、はっとするものに出会ったとき
ぽっと心に灯りがつく感じ
それをひとりで、また人と分かち合いを楽しむ
        
そのテーマを主催者から聞いたとき
まるで、その場で自分の心に灯りがついたようで
第一回目の講座、早速体験して来ましたー

お題 "アレクサンダー テクニーク"
    心とからだの声をきく


アレクサンダーテクニーク教師
グラフィックデザイナー
納谷衣美(なやえみ)さんによる
「からだで聴く声」のワーク
        
"いき"と"声"
当たり前のように、日々息をして、声を出し
それらを敢えて、聴くことなんて人生初めての経験
小さなため息、大きなため息、声を出してため息
息をする度、身体が大きくなったり縮んだり


            
樹齢400年以上の樟(くすのき)
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京都北西部
北野天満宮を少し上がったところ
静かな佇まいの中に、ひっそりとある平野神社
約50種400本の桜の木が境内に植わっており
桜の季節には多くの見物人が訪れる

その参集殿という、畳の間に寝っ転がり
ひたすら「息」と「身体」と「声」を聞くワーク

身体に集中すると、五感が研ぎ澄まされるようで
小鳥の鳴き声、畳のい草のいい香りに包まれる
新緑の美しい季節に、美しい背景の中
納谷さんの、小さめでゆったりとした
やさしい声のリードで
身体のワークを続ける

"アレクサンダーテクニーク"
それが何であるのかよく知らず
けれど、なぜかその響きに惹かれ
理屈より、とにかくまず体験
        
声というのは
息と心によってコントロールされ
人それぞれ特有のもの
大きな声、小さな声、細い声、太い声
泣きそうな声、震える声、明るい声、怒鳴り声
感情と密接に絡み合う
時、場所、相手、状況、内容により
声は、相当変化する

アレクサンダー テクニークの考案者
F.M. Alxander氏は、19世紀後半生まれ
オーストラリアのシェークスピア俳優として活躍中

「舞台に上がると声がかすれる」


という原因不明の不調に悩まされる
その原因を解明すべく
三面鏡を使い、発声を自己観察し
あるパターンに気付く

声を出そうとする瞬間
無意識に首の後ろを縮め緊張させている
このため、頭が重くのしかかり、声帯を圧迫

また、首がゆるみ
頭部が脊椎の上でバランスを保つことで
楽に声が出ることにも気付いたという

 
Indian restaurant GENESHAでランチ交流会
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アレクサンダーテクニークの柱

初源的調整作用 (Primary control)
 頭、首、背中に緊張がなければ
 →人間に生来備わる力が働き
  全力が自由に発揮される
        
自己の誤用(mis-use of self)
 無意識的な癖や習慣 
 →不必要な反応 
 →不必要な運動 
 →不必要な緊張
  →行為、動作を妨げる
        
抑制(inhibition)
 →習慣や反応を抑制することで改善できる

 不必要な緊張による
 不適切な自己の使い方
 AT教師による微妙な手の支え"hands-on"を借りて
 自ら、思うことと動作を一致させる過程
 (means whereby)から
 自己の正しい使い方を学ぶという



50cm以上はある? 巨大なナン
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著名な俳優、音楽家、スポーツ選手など
パフォーマーを始め
作家、哲学者など知識人も
このアレクサンダーテクニーク学び
自己調整、心身活動に役立てているという

緊張、不安など心の状態が
いかに身体を不自由にし
本来の力の発揮を阻んでいるか
「声と息」という誰もが無意識で行う行為も
不必要な緊張をとり、楽に行えば
より自然な、自己表現となり
思うことと動作が一致する

ワークの中で、真っ直ぐに立ち
「自分の足裏を縮めて、自分の名前を言う」と
 → 声が小さくなる
        
「足裏で、地面のオーケストラを聞きながらと
 イメージして、名前を言う」と
 → 声が気持ちよく、自然に発声される

それは、とても不思議な体験
心と体はダイレクトにつながり
姿勢が心を作り
心が姿勢を作る
不必要な緊張や、緊張から生じる身体の誤用を
コントロール出来れば
楽に、思いと動作を一致させることが出来
様々な場面で、より自然なパフォーマンスが
発揮できる可能性がある

面白いものに、また出会った予感
声や喋り方は、顔や姿形と同じくらい
いやもしかしたら、それ以上に人を認識出来るもの
その声の深層を知るというのは
鏡で自分の顔をのぞき込む以上に深く
意外にも
自分では気づいていないことが多いのかも・・
        
緊張してると自分で気づいたときは
「地面のオーケストラを足で聞くように」
とイメージすると
少しは力が抜けるような気がし、実践中

いつも、興味深い講座を企画されている
京都自由学校のスタッフの皆さん
        
感謝感激(#^.^#)
               
        


        




        


        
        
by miyukita-ka | 2015-05-20 17:50 | Health | Comments(0)

きらきら輝く太陽、緑、風がシンクロする風景・・それが至福のとき・・優しい自然に囲まれ日々の出来事を綴ります。パッチワークのように、少しづつ、カラフルに♡


by miyukitta♪
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