木漏れ日Kitchen便り  ~Kira Kira *Sweet days*~

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プロセス

                 チェリーパイ、制作中・・
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       お菓子やケーキを頂くとき
       これは、どんな材料を使い、どう組み合わさって
       どうすれば、こうなるのだろう・・と
       食べながら、考える癖があります

       ある人は、機械ものを分解したり
       またある人は、解剖が好きだったり
       どーやって、こうなるのか
       中身を知ることに、興味をそそられる人種です

       今や、コンビニに行けば
       手頃で、それなりに美味しいものが
       いつでも手に入る時代です

       「何を食べようか」
        ⇀「何を買おうか」

       そこには「何を作ろうか」というプロセスがない!

       我が息子は、3DSを与えて以来
       遊び時間のほぼ全部を
       ゲームに奪われるようになりました

       「何して遊ぼうか」と考えるプロセスがなく
       「遊び」⇒「ゲーム」と直結!
       「何しょうかなー?」と思い巡らす
       時間というカタチのないものから、想像力を膨らませ
       何か自分の遊びを自由に作り出すチャンスがありません
       サンタさんにプレゼントをお願いするのも
       「何にしょうか」という幾多の選択肢の中から
       色々と思い巡らせ、夢見ることもなくなり
       思いはゲームソフトに集約されるようになりました
       
       ゲームをすると切れやすくなるという説がありますが
       遊びという根源的な欲望が
       スイッチオンで、即満たされる環境にあっては
       そうなるのは当然のことでしょう
  
       食べること
       あそぶこと
       それら人間の本質的な欲が
       考え、想像し、手足を動かし、五感を使うことなく
       即満たされる環境においては
       
       答えがわからないこと
       答えのないもの
       答えが簡単ではないこと
       なかなか先に進まないこと
       じっくり取り組まないといけないこと
       ひとつひとつ積み上げること
       長いスパンで考えること
       待つこと等

       受け入れる力が育つ環境が少なくなり
       キレる?

       短気で短絡的な人が増える世の中は嫌なので
       コツコツ、じっくり、考え、悩み、失敗しても
       あせらずプロセスを踏み
       結果何かを学びつつ、何がしかを作ることが出来るようになり
       人を喜ばせたり、役に立てたり
       そんな姿勢の大人の格好いい?後ろ姿を
       見せることが出来たらと

       西村佳哲さんの「自分の仕事をつくる」という著書には
       いい仕事をする人たちの、真摯な自分との付き合い方
       一緒に仕事をするスタッフとの育ちあうような関わり方
       既製のものではなく、自らいいものを作りたい
       いい仕事をしたいという
       とことん、自分の思いを起点としたものを求め続け
       非効率とも言えるプロセスをコツコツと自分の感性に従い
       思いを共有する仲間と作り上げるお話が数々紹介されています

       子どもの遊びにさえ
       グローバルスタンダート化とも言える
       画一的なものに、侵食され
       その流れのままに流れて行くことに危惧しつつ
       その勢いに抵抗出来ずにいる私たち

       "・・誰が誰の為に、それを作っているかということ
       どこの誰が作ったのかわからない山のようなモノゴトに囲まれて
       生きている現代の私たちの世界は、むしろ異様なのかもしれない。
       大事な人が、自分の為に作ってくれたモノであれば、多少かたちが
       いびつでも、それだけの理由で価値が損なわれることがない。が
       作り手との関係性や物語性に欠けるプロダクトは、モノそのものの美しさや
       機能に評価を集中せざるを得ない・・”
   by 西村佳哲

       子どもたちが日々、興ずるゲームソフトは
       まさに、機能の高さにおいては
       西村さんのおっしゃる通り

       お家で作るパンやお菓子、おにぎりなどは
       いびつで手垢まみれですが
       唯一無二のスペシャルなもの
       それは長いプロセスなしでは
       ありえないもの

       プロセスなくして
       心の充足感はどこまで満たされるのだろうか?




       






       



    

             
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by miyukita-ka | 2016-06-25 16:32 | Essay | Comments(0)
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きらきら輝く太陽と緑と風がシンクロする風景・・それが至福のとき・・優しい自然に囲まれて日々の出来事を綴ります。パッチワークのように、少しづつ、カラフルに・・


by miyukita-ka
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