2014年 01月 19日
甲賀流 忍者屋敷
戦乱の世の時代
「近江を制するものは天下を制す」と
京へ至る要衝として
織田信長、豊臣秀吉、浅井長政など
滋賀県には数々の戦場跡が残されています。
また忍者のかくれ里として
甲賀忍者五十三家中の筆頭格
望月出雲守の住宅が
甲賀市に忍者屋敷として保存されています
忍者と言えば
ミステリアスかつ、歴史の裏部隊を駆け抜けた
戦乱の世の影役者
正義の味方であり
悪者をワナにかけたり、こらしめたり
その正体を明かにせず、活躍する姿がカッコイイ
甲賀流忍術の由来によると
「国家を安平にして、大敵悪党を滅す術なり」
と要約されている
自救自衛の精神から
常によく団結し、事あるときには断固として
外的を排除する目的で、郡外に忍者を派遣し
郡内に種々防衛のために施設を設け
当時としては驚嘆する火器等、戦法により
完全防衛の姿勢を整えていたという
決して攻撃的侵略的なことを目的とするのではなく
あくまで自衛的なものとされている
3Mほどの深さのある落とし穴
追って来る敵を、どんでん返しでおびき寄せ
床を外して、落とし穴に生け捕りにする
一度落ちたら、這い上がれない深さ
また落とし穴が分家の方へ
地下でつながっていたとされ
そちらへ逃げた敵を分家で待ち伏せし
捉えることも出来たのだそう
すべて計算づくなのがすごい
水くも
これにズボン!と両足をまたいで乗り
下駄様のものを水かきに
水面を移動したのだそう
水面を歩くことは、やはり無理であったようです
忍秘傳
永禄三年、1560年 服部半蔵正成著
とされる忍術の三大秘伝書
伊賀、甲賀流伝書として、忍具をわかり易く説いている
お馴染み
忍者といえば・・ 手裏剣
屋敷の至る所に、敵をワナにかけたり
おびき寄せたり、逃げ道をあえて作ったりと
色んな工夫が何気にされているところが凄いところ
子どもたちにとっては、恰好の遊び場らしく
忍者のごとく忍び足で
身をかがめつつ、色んなところをグルグル・・
大人も数々の工夫された仕掛けとワナに感嘆しつつ
子ども心をくすぐられるところ
しかし、明日どうなるかわからない
いつ敵が奇襲してくるやわからない
夜もオチオチ眠っておれないなんて
すごい時代があったもんで・・
戦乱の世のお蔭で、今の平和があるとすれば
有難き幸せこの上ないことで
忍者さん平和の為に戦ってくれて
感謝!